キューバはキャッシング一択!賢いCUCの入手方法
こんにちは、ともです。
本記事ではキューバでの両替問題について解説します。
海外旅行には「現地通貨をどうやってお得に手に入れるか」という問題が付きまといますよね。下手するとまあまあな額の手数料を取られ、「現金が全然ない!」なんてことになりかねません。
キューバは社会主義国家なだけあって事情が少し特殊なので、この記事を読んでキューバでの両替に詳しくなりましょう。
そもそもCUCって何?という方はこちらの記事をどうぞ
キャッシングはおすすめできる
キューバも他の国と同様キャッシングが便利です。
レートもいいし、どの町に行ってもATMがあるので現地通貨でお金を引き出すことができます。
両替はいろいろと不便
もちろん、円やユーロ、ドルを現地の両替所でCUCに替えることができます。
確かに海外のATMだとスキミングの被害にあったり、カードが飲み込まれて戻ってこない、といったトラブルが起こる可能性が0ではありません。
そのため、「キャッシュを必要に応じて現地通貨に替えたい」という方もいるでしょう。
ただしその選択、キューバではあまりオススメできません。
理由は2つ。
①両替所が極端に少ない
キューバ国内において、両替できる場所がかなり限られています。
僕が見かけたのは
・空港
・ハバナ市内
・各高級ホテル(宿泊者のみ)
くらいで、どの町にも両替所があるわけではありません。
特に日本円は空港くらいしか取り扱いが無いため、偶然見つけたとしてもCUCに替えられる保証はありません。
②両替に時間がかかる
上記の通り両替所が少ないので、空港やハバナ市内の両替所には長蛇の列ができています。
僕が実際に並んだ時の写真です。
列は青い建物の方まで続いています。
この列が掃けるのに何分かかるでしょうか?
10分?
30分?
いやいや、全然見通しが甘いです。
正解は1時間30分。
社会主義たるゆえんなのか、仕事が遅く全然列が前に進みません。笑
焼けるような日差しの中、1時間半も列に並んで待つのはかなりキツイですよね、、、
現金を持ち歩くなら米ドル、円よりユーロ
とはいえ何とか現金をCUCに替えたいという方、少なくとも米ドルから替えるのはやめたほうがよさそうです。
というのも米ドルからCUCに替える際、10%の手数料が取られるのです。
例えば100USD(11,000円)を両替しようとすると、10%の10USD(=1,100円)が手数料として取られてしまいます。
これってめちゃめちゃ損ですよね。
また、上述した通り、空港くらいしか円を取り扱っている両替所がありません。
なので円を持ち歩くのも不便です。
ということで日本から旅行して街中で両替したい!という場合、現金をユーロで持っておく必要があります。
日本円→ユーロ→CUCと、現地通貨にたどり着くまでに2回も両替するのが手間ですが、、、
結局何がベスト?
ということで、個人的には
「空港で最低限の日本円をCUCに替えてキャッシュを確保。あとは全額街中のATMで引き出す。」
一択です。
キューバに到着すると、タクシー代や宿の支払いなど現金を使う機会がすぐにやってきます。
そのために空港で日本円を替えてある程度のCUCを確保。あとは必要額を街中のATMでおろすのが最もストレスフリーだと思います。
是非キャッシュカードを使いこなして、キューバでの旅を楽しんでください!
キューバはホテルより民泊!~CASAの泊まり方といい宿を見つけるコツ~
こんにちは、ともです。
キューバでは、一般市民の家であるCASAに泊まるのが一般的です。
「まさかの民泊!?」と思う方も多いでしょう。
本記事ではCASAの泊まり方と、いいCASAを見つけるコツについて紹介します。
CASAとは
CASAはスペイン語で「家」の意味。キューバでは政府が一般市民にライセンスを付与しており、認可を受けた市民が自宅の一室を宿として貸し出しています。
キューバにもホテルがあることはあるのですが、比較的料金が高いため僕のようなバックパッカーは基本的にCASAに泊まることになるのです。
また、他国では安宿として一般的な「ゲストハウス」もこの国では表向き違法なんだとか。
どうやって泊まるの?
①Air B&Bなどの予約サイトで探す
これが一番無難でしょう。
特にAir B&Bであれば日本語にも対応していますし、ホストが使える言語まで見ることができます。
最悪言葉が通じなくても何とかなるのですが(笑)、意思の疎通はできるに越したことありませんよね。
また、他の旅行者のレビューも見ることができるので信頼性は抜群です。
②飛び込みで探す
とはいえ、Wi-FIi環境が十分でないキューバでは、次の街で泊まる宿を予約しながら旅していくというスタイルはかなり難しいです。
そこで原点に立ち返るこの方法。「飛び込みで宿探し」です。
他の国では若干難易度が高いですが、この国では簡単。バスターミナルには宿の客引きがたくさんいるので、彼らにつかまるだけです。
また、タクシーの運転手に聞いてもいくつか宿を紹介してくれるはずですし、バックパックを背負って街歩きしているだけでも声を「Hotel?」と声をかけられます。
直感でピンときた人にホイホイつかまりましょう。
③CASAのホストに紹介してもらう
カサに泊まっていると、必ずカサのお母さんに「次はどこの街に行くの?」と聞かれます。
そしてお母さんの知り合いを紹介してくれる場合があります。
「このカサいい雰囲気だな」
「この人だったら信頼してみてもいいな」
と思ったら、提案に乗っかっちゃいましょう。
次の街のカサでも、きっと素敵な時間を過ごせるはずです。
CASAの値段について
国がライセンスを付与していることもあってか、値段やサービス内容はどのカサでもほぼ同じです。
宿泊料金
一部屋に2つのベッドがあり、1泊15CUC~(1600円~)くらい。価格帯は20~25CUC(2200~2700円)が一番多い印象。
朝食
1食5CUC(550円)。内容はどこのCASAでも同じでした。
・パン
・卵(卵焼きかゆで卵)
・パイナップル、パパイヤ等のフルーツ
・フルーツジュース
・コーヒー
南国だけあってフルーツも美味しいのでぜひ食べることをオススメします。
夕食
1食7CUC(770円)くらい。量は比較的がっつり。外食すると意外と高くつくうえにあたりはずれが大きいので、たまにはCASAで晩御飯を食べてみるのもいいと思います。
いいCASAを見つけるコツ
・水回り
何と言っても一番重要。
僕が泊まったあるCASAでは、頻繁に断水するので海から帰ってきてシャワーを浴びれずに晩御飯に行く、なんてこともあったのでしっかりチェックしましょう。笑
・部屋がきれい
ライセンスを付与されているだけあって、部屋がべらぼうに汚いなんてことは基本無いと思います。
ただ、僕の経験上客引きについていったら床や棚にうっすらホコリが積もっていた、ということがありました。
当然引き止める宿の人を振り切って出ていきましたが、、、笑
部屋が綺麗=CASAをしっかり運営している、という証明の1つでもあるので、重要なチェック項目です。
・家族がいい人たち
これは直感ですが、「あ、この人たちなら信用してもいいな」と感じるかどうかは重要です。
宿の家族ががいい人達たちなら、多少のトラブルや不便があっても全然許せます。
そして、その出会いは一生忘れられない旅の思い出になるでしょう。
さいごに
「一般市民の家に泊まる」という経験は他国ではなかなかできない経験です。
キューバに行った際は是非CASAに泊まり、あなたにしかできない一期一会の出合いを楽しんでみてください。
キューバの二重通貨制と旅行する際に知っておくべきことをわかり易く解説する。
こんにちは。
今回はちょっとわかりにくいキューバの二重通貨制度と実際に旅行するときのあれこれ解説します。
知らずに旅行に行くと頭の中が「???」となるはずなので、旅行を考えている方は是非読んでみてください。
二重通貨制とは?
その名の通り、キューバでは2種類の通貨が流通しています。
①クック
旅行中によく使うお金で、表記は「CUC」。価値は1CUC=USD(固定レート)です。
宿や交通費、観光地の入場料など、基本的にこのクックで支払います。
観光客向けレストランで食べるとメインで少なくとも4~5CUC(500~600円)くらいするイメージ。
②人民ペソ
キューバ国民が使用する通貨で、表記は「CUP」。価値は1CUC=24CUP。
(CUP→CUCの両替だと25CUP=1CUC)
また、現地ではモネダと呼ばれ「MN」と表記されているのをよく見かけました。
普通に旅行していると使う機会は少ないですが、観光客でももちろん使用可能です。
超ローカルな店だと1食10~20CUP(40~80円)くらいで食べることができます。
両替所でUSDとかを直接CUPに換えることはできませんが、ローカルな店でCUCで払うとお釣りがCUPで返ってくるので安心してください。
日本人バックパッカーの間では、このモネダで支払える(=旅費を超節約できる)ローカルご飯を「モネダめし」と呼んでいるようで、美味しいモネダめしがあるレストランの情報が書いてあるノートがこの世のどこかに存在するとかしないとか、、、
なぜ二重通貨制?
ソ連崩壊後の1994年に、外貨不足だったキューバ政府が導入を決めたそうです。
ソ連という巨大な社会主義国家の後ろ盾が無くなった中で、外貨獲得のためには仕方なかったのでしょう。
国民の平均月給は現在でも1500円と非常に貧しい状況の中で、ほぼ完全な形で社会主義経済を継続させていくには仕方のない判断だったと思います。
旅行者はCUCを使わざるを得ない環境にある
ここまで読んで、「CUPを使い倒せばめっちゃ安く済むじゃん!」と思った方も多いでしょう。確かに「モネダめし」ばっかり食べれば食費は浮きます。しかし、それ以外のところでCUCを使わざるを得ない環境にあるため、めっちゃ安く済む!というわけにはいかないのです。
観光客とキューバ国民では、様々なところで差がつけられています。以下、例を紹介します。
①宿
安宿といえばドミトリーを思い浮かべますが、キューバではドミトリーは表向き違法となっています。
また、ホテルも比較的割高なため、普通の旅行者はカサ(CASA)に泊まるのが一般的です。政府が一般市民に宿としてのライセンスを付与しており、一泊一部屋15CUC+朝食代~の値段で泊まれる仕組みなのです。
また、カサにもキューバ国民しか泊まれず宿代も安いものと、上記外国人観光客向けの2種類が存在します。
外国人向けのカサは比較的お金を持っている家が多いとのことで、内装も綺麗で部屋も全く問題ない家がほとんどでした。
②バス移動
キューバには鉄道が走っていないため、都市間の移動は長距離バスが一般的です。
キューバの長距離バスには3種類あります。
・ビアスール
観光客は基本的にこれしか乗れません。ビアスールという国営のバス会社が運営する大型バスです。乗り心地は比較的よく、途上国にありがちな爆速でかっとばす、ということもありません。
また、休憩時にはおしゃれなカフェレストランで食事をとることができます。
まさに「観光客むけ」の快適なバスなのです。
・キューバ国民専用のバス
一方、キューバ国民しか乗れないバスも存在します。
少しボロいけど値段は非常に安いとのこと。
・カミオン
バスというよりもはやトラック。大型トラックの荷台を座席に改造したというクレイジーな乗り物です。
これもキューバ国民の足となっているのですが、こちらは観光客でも乗ることができます。またクレイジーなだけあって料金も安い。
ハバナーサンティアゴ・デ・クーバ間ではこんな感じ。
ビアスール:51CUC(5,600円)
カミオン:14CUC(1500円)
さらに爆速で飛ばすので移動時間も短縮できますが、かなり揺れるうえに座席が狭いのである程度の覚悟が必要です。
また、休憩の際も地元民が使う食堂でご飯を食べます。
まとめ
キューバでは2重通貨制であり、外国人向けのCUCとキューバ国民向けのCUPが存在します。
また、現地の安食堂で食べることでいくらか旅費は節約できますが、CUCを使う場面も多く、ある程度の出費は覚悟すべきというのが正直な印象です。
とはいえ、こんなに特殊な通貨制度を持った国は存在しないので、旅行していて不思議な感覚を持つことには間違いありません。
是非キューバを旅行し、キューバならではの制度を体感してみてください。
【格安リゾート】青い空!綺麗な海!5分でわかるキューバ・バラデロの魅力
こんにちは、ともです。
皆さん、リゾートというとどんな場所を想像するでしょうか。
「綺麗な海、綺麗なホテルに泊まれるけどお金がかかる、、、」
ってイメージですよね。
僕もそう思います。
ところが、キューバのバラデロなら格安でリゾートを満喫できるのです。
バラデロってどんなとこ?
バラデロはキューバの首都ハバナから車で2時間ほど東に行ったところにあります。
地図を見ればわかりますが、非常に細長い形をした半島全部がリゾート地になっており、どこに泊まってもビーチまで徒歩圏内です。
※半島の先端に行けば行くほど高級リゾートです
オールインクルーシブに泊まろう
皆さんは「オールインクルーシブホテル」ってご存知でしょうか。
その名のとおり、ホテル代を払えば、食べ物や飲み物など、必要なものはすべて揃ってしまうという夢のようなホテルなのです。
食べ放題、飲み放題ってメチャメチャ高いんじゃない?と思う人も多いでしょう。
ところが、バラデロなら格安で泊まれてしまうのです。
例えば、僕が泊まったこのホテルなら、オールインクルーシブでわずか1泊43USD。
高級ホテルにはさすがに劣るものの、綺麗なプール付きでお酒と軽食が無限に出てきます。
このお得感にはあのスーパー玉出もびっくり。
また、夕食・朝食もバイキングのため、お腹一杯食べることができます。
バラデロは宿の値段も高く、オールインクルーシブじゃなくても平気で30~40CUCするため、折角ならこちらに泊まっちゃったほうがお得。
どうやって泊まるの?
キューバでは珍しく、Booking.comなどのホテル予約サイトにもたくさん掲載があるので、ホテル探しに困ることは無いでしょう。
また、バラデロの観光案内所に行けば、その日空いているホテルを教えてくれます。
ここはキューバでも珍しくカード決済が可能なので、旅の途中で手持ちの現金が無いよ~という方でも宿泊可能です。
ビーチもすばらしい
先ほども述べたように、細長い地形のためどこに泊まってもビーチから近い、というのもメリットでしょう。
ホテルから5分も歩かないうちに、こんなにきれいな海を目にすることができます。
また、海水浴は楽しいですが、帰りに服がベタベタするのが嫌、、、って方も多いと思います。
バラデロならノープロブレム。すぐにホテルに帰ってシャワーを浴びることができます。
キューバに来たら必ず訪れるべし
都市間の移動に時間がかかるキューバの中でも、ハバナから2時間と比較的移動しやすいのがこのバラデロ。
オールインクルーシブという夢のような時間を、このバラデロで過ごしてみてはいかがでしょうか。
ちょっと不便!キューバのWi-Fi問題とその解決策
こんにちは、ともです。
突然ですが、旅行中のWi-Fi問題、皆さんはどうされてますか?
僕は基本宿にあるW-Fiだけで乗り切っていますが、人によっては格安SIMを買ったり、空港でポケットWi-Fiを借りる場合も多いでしょう。
そのやり方、
キューバでは全部不可能です。
「えっ、、、?じゃあネットはどうするの?旅行できなくない!?」
と思う方も多いでしょう。
そうなんです、めっちゃ不便です。
ということで、本記事ではそのめっちゃ不便なWi-Fi問題どうするか、ということについて書いていきます。
紙切れ頼みのW-Fi
キューバでは、ネットを使うために課金しなくてはなりません。
それがこれ。
国営企業のETECSA(エテクサ)が発行しているWi-Fiカードを購入することで使用可能になります。
「5horas」は「5時間(5 hours)」の意味で、このカードを買うことによって5時間だけネットが使用可能になるのです。
値段は1時間用のカードで1CUC(≒1USD)。僕は2週間の長旅だったので、せっかくだしと5時間のモノを購入しました。
カードの裏面にはパスワードとして12桁の番号が書いてあり、Wi-Fiに接続した後この番号を入力して使います。
逆に言えば、このカードを買わなければキューバでネットを使用することは不可能なのです、、、
どこで買えるの?
正規品を買う
ETECSAの事務所または大きなホテルで買うことができます。
僕が買った場所はHotel Plazaという広場にほど近い大きなホテル。
ちなみにこのホテル内にもWi-Fiが飛んでいます。
ハバナのど真ん中にあるホテルなので、わかり易いし椅子はフカフカだし冷房は聞いているしでネットするには最高の環境です。
非正規品を買う
また、その他街の広場に行けば必ずと言っていいほど「Wi-Fi?」と声をかけられます。
そこでも上の画像と同様のカードを買うことができるのですが、正規で買うより少し高いです。(僕が声かけられたときは1.5~2CUC)
モノは同じなので、旅行中にWi-Fiの残り時間が無くなった!という場合には重宝すると思います。
※あくまで僕の経験ですが、ハバナ、トリニダー、サンティアゴ・デ・クーバの広場では声をかけられました
どこで使えるの?
大きなホテルや街の広場で使うことができます。
そのため、広場では老若男女がネットを楽しむ姿を見ることができます。
また、僕は経験していないのですが、Wi-Fiルーターを持っているCASA(民泊用の宿)もあるとか、、、
CASAは当たりはずれもあるので完全に運しだいですが、基本的に大きな街の広場に行けば舞違いなく使えると考えればよいでしょう。
ネットが使えないことの賛否
間違いなく不便
はい。間違いなく不便です。
次の街の情報をネットで調べるにも一苦労だし、宿に帰ってその日に撮った写真を整理してSNSに投稿、なんてことはもちろんできません。
Wi-Fiが使える時間も限られているので、他の国を旅する時と同じようなネットの使い方ができないことは間違いなくストレスになると思います。
だが、ネットが使えない良さもある
ただし、ネットが使えない時間を他の事に充てることができます。
近所を散歩してみたり、他の旅人と会話して見たり、、、
ネットから解放される分、より旅自体を楽しむことに集中できるでしょう。
また、ネットが使えないので待ち合わせにも一苦労です。
その日仲良くなった他の旅人と次の日も一緒に旅行する約束をしたとしましょう。
「じゃあ明日の朝8時にこの四つ角で!」
さあドキドキです。
あの人は本当に待ち合わせ場所に来るのだろうか?
寝坊はしていないだろうか?
気が変わって次の街に出かけたりしてないだろうか?
そんな不安に駆られながら、待ち合わせ場所でちゃんと落ち合うことができた時の喜びはひとしおです。
「ネットが使えない時代の待ち合わせってこんなにもドキドキするのか」
平成生まれの僕には新鮮すぎる感覚でした。
最後に
ネットが使えないのは不便と書きましたが、逆に言えばキューバではネットが使えないという最高の非日常体験をするすることができます。
また、正直ネットが多少使えなかったところで旅行ができないとかそんなことは決してありません。
是非皆さんもネットが不便な世界に足を踏み入れてはいかがでしょうか。
「はじまりの街」バラコアとサンテアゴ・デ・クーバの魅力を語る~すべてはここから始まった~
こんにちは。
皆さん、「始まりの街」と聞いて何を思い浮かべますか。
初代ポケモンに出てくるマサラタウンとかいいですよね。
「マサラは まっしろ はじまりのいろ」
すべての冒険はマサラタウンから始まる。
平成一桁前半生まれの人は胸に刺さるものがあるのではないでしょうか。
僕は刺さりすぎて失血死しそう。
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ということで、今回はキューバの東端にある街、サンティアゴ・デ・クーバとバラコアの魅力をを紹介します。
これらの街はいずれもマサラタウンと同様、「はりじまりの街」ということができます。
サンティアゴ・デ・クーバ
ハバナから夜行バスで15時間程東に行ったのがこの場所。
ハバナは東西に細長いキューバの西側にありますが、この街は東端に近い場所にあります。
キューバの東側にある町の中では規模も大きく、大きなバスターミナルや湾港もあり比較的栄えている街です。
歴史
このサンティアゴ・デ・クーバは「キューバ革命はじまりの街」です。
1898年に起きた米西戦争でスペインに勝利したアメリカは、それまでスペインの支配下にあったキューバの独立を認める代わりに、しきりに内政干渉を繰り返し、軍事基地を置くなどその支配を強めていきました。
スペインの支配を逃れた喜びもつかの間、当時「アメリカの裏庭」と呼ばれていたカリブ海の拠点としてアメリカに実質的な支配を受けるようになったのです。
そんな状況を覆そうと、1953年7月26日、かの有名なカストロ率いる青年兵士が、サンティアゴ・デ・クーバにあるキューバ陸軍モンカダ兵営の襲撃を行いました。
この襲撃が端緒となり、キューバ革命が始まるのです。
街の雰囲気
僕が訪れたときは、ちょうどバレンタインデーでした。そのため街中ではイベント開かれており、非常ににぎやかな雰囲気です。
特にこれといった観光地は行きませんでしたが、街を歩くだけでも非常に楽しかったです。
サン・ペドロ・デ・ロカ城
市街からタクシーで10キロ程走った場所にある城塞で、海賊から街を守るために1637年に建てられました。1997年にはユネスコ世界遺産に登録されています。
また、崖の上に建てられている為非常に見晴らしがよく開放感があります。
「キューバはじまりの街」バラコア
サンティアゴ・デ・クーバからさらに東に4時間東に進んだところにあるバラコアという街は、キューバ国内を東西に走る高速道路の終着点です。
そしてこのバラコアという街、キューバで最初に西洋人によって”発見”された街なのです。
世は大航海時代の真っただ中にある1492年10月27日、クリストファーコロンブスが第1次航海で”発見””したと”いわれています。
キューバの東端にありハバナからも非常に距離があることから、観光客もそれほど多くなく、穏やかな雰囲気の流れる街です。
また、ジャングル的な自然も多く、ツアーを申し込めば様々なアクティビティをすることが可能です。
しかし!当時の僕はこの街に1泊2日しか滞在していないため、大変申し訳ないですが、この街では紹介できるほどのことをしていません。笑
壮大な前振りをしておいて恐縮すぎるので、雰囲気だけでも伝わるように写真をいくつか載せます。
静かで綺麗ないい街です。
さいごに
「はじまりの街」サンティアゴ・デ・クーバとバラコアの雰囲気は分かって頂けたでしょうか?
ハバナなど西側の都市と比べると目を引くような観光地はあまり無いですが、雰囲気も少し違って素敵な街です。
キューバ旅行の旅程に余裕がある方は、ぜひ訪れてみることをオススメします!
小さくてかわいらしい街!キューバ・トリニダーの魅力を紹介する
こんにちは!
本記事では、キューバの首都ハバナから南に3時間ほど行ったところにあり、その歴史と景観の美しさから世界遺産にも登録されている街、トリニダの見所スポットを紹介します!
ホセ・マルティ広場とその周辺
トリニダ旧旧市街の中心となる広場で、キューバ革命の重要人物であるホセ・マルティの名を冠しています。
1発目に紹介しておきながらはっきり言ってこの広場ですることは何もないですが、市民の憩いの場としても使用されているので、キューバの日常を垣間見ることができます。
また、広場だけでなく周辺の建物も味があってかわいらしいものが多いので、ぜひ散策することをオススメします。
ちなみにですが、トリニダーでWiFiが使用できる数少ないスポットなので、散策するのはいいや!という人でも必ず訪れることになるでしょう。笑
ビーチ
トリニダ近郊は美しいビーチがあります。街からは若干距離があるため、街の中心部からバスが出ており快適にビーチに向かうことができます。
※バスの本数はそんなに多くないので、現地で前もって時間を確認しておくのがベターです
また、バスで悠々と向かうのもいいですが、街のレンタサイクルで自転車を借り、自力でビーチにたどりつく方法もあります。
メチャメチャ日差しが強いので日焼けすること必至ですが、僕はこちらの方をオススメします。
確かに自転車で行くと30分以上かかり、暑い日差しの中しんどい思いをすることになるでしょう。笑
しかし、その道中では農園に囲まれただっ広い道を走ることになるので、日本では決して味わうことのできない開放感を体験できます。
また、自転車をこいだ分、ビーチについて海に入った時の開放感は格別でした。
ちなみにビーチの駐車場でかなり古い型のフォードを見つけました。
さすがにこのタイプはレアらしく、キューバ旅行中に見かけたのはここだけです。
一瞬T型?とも思ったのですが詳細は不明なので、詳しい方いたら教えてください、、、
洞窟ディスコ
トリニダーには洞窟の中を改装して作ったディスコがあります。
世界広しといえど、洞窟の中でガンガンに音が響き渡るディスコは聞いたことがありません。
場所も街の外れにあり、最初着いたときは「マジかよ、、、」と思うことでしょう。
(暗くていい写真がなかったので、ぜひその目で確かめてみてください笑)
しかし中に入ってみるとそこは紛れもないディスコ、非日常空間を味わうことができます。
ちなみにですがトリニダにはここの他にもいくつかディスコがあります。
洞窟ディスコは欧米からの観光客が多く、どちらかというと観光地化されている印象。
そのため、洞窟ディスコがイマイチ物足りないな、という人は他のディスコにも行ってみることをオススメします。
現地の人が多く、またかかっている曲もラテンミュージックばかりです。
もちろん別記事で紹介した「Hasta Que Se Seque el Malecon」もヘビロテされており、キューバの雰囲気を存分に満喫することができるでしょう。
野球場
キューバといえば野球大国としても有名です。第1回WBC決勝は日本vsキューバですし、最近はキューバ出身の選手が日本でプレーする姿を見る機会も増えました。
トリニダの西の外れには野球場があり、運が良ければ試合を見ることができるかもしれません。
「野球大国キューバでキャッチボールがしたい!」というのが僕のキューバ旅行における目的の1つだったので、実際に足を運んでみました。
僕が球場を訪れた時には偶然野球の練習が行われており、混ぜてほしいな~という顔をして眺めていると
「おいでよ!!!」
というジェスチャー。
僕もキャッチボール程度ですが練習に飛び入りで参加することができたのです。
本当に感無量でした!!!
ちなみにキャッチボールした感想としては、「フォームはめちゃくちゃだけど体のバネがあるがらスピンがえぐい」です。
身体能力が違うってこういうことか、、、と勝手にテンション上がってました。笑
さいごに
トリニダは小さい街ですが、個人的に見所が多い街だな~と思いました。
そのほかにも美味しいロブスターの店があったりと、全然飽きません。
ハバナから距離も近いので、キューバを訪れた際は是非行ってみてください!