「はじまりの街」バラコアとサンテアゴ・デ・クーバの魅力を語る~すべてはここから始まった~
こんにちは。
皆さん、「始まりの街」と聞いて何を思い浮かべますか。
初代ポケモンに出てくるマサラタウンとかいいですよね。
「マサラは まっしろ はじまりのいろ」
すべての冒険はマサラタウンから始まる。
平成一桁前半生まれの人は胸に刺さるものがあるのではないでしょうか。
僕は刺さりすぎて失血死しそう。
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ということで、今回はキューバの東端にある街、サンティアゴ・デ・クーバとバラコアの魅力をを紹介します。
これらの街はいずれもマサラタウンと同様、「はりじまりの街」ということができます。
サンティアゴ・デ・クーバ
ハバナから夜行バスで15時間程東に行ったのがこの場所。
ハバナは東西に細長いキューバの西側にありますが、この街は東端に近い場所にあります。
キューバの東側にある町の中では規模も大きく、大きなバスターミナルや湾港もあり比較的栄えている街です。
歴史
このサンティアゴ・デ・クーバは「キューバ革命はじまりの街」です。
1898年に起きた米西戦争でスペインに勝利したアメリカは、それまでスペインの支配下にあったキューバの独立を認める代わりに、しきりに内政干渉を繰り返し、軍事基地を置くなどその支配を強めていきました。
スペインの支配を逃れた喜びもつかの間、当時「アメリカの裏庭」と呼ばれていたカリブ海の拠点としてアメリカに実質的な支配を受けるようになったのです。
そんな状況を覆そうと、1953年7月26日、かの有名なカストロ率いる青年兵士が、サンティアゴ・デ・クーバにあるキューバ陸軍モンカダ兵営の襲撃を行いました。
この襲撃が端緒となり、キューバ革命が始まるのです。
街の雰囲気
僕が訪れたときは、ちょうどバレンタインデーでした。そのため街中ではイベント開かれており、非常ににぎやかな雰囲気です。
特にこれといった観光地は行きませんでしたが、街を歩くだけでも非常に楽しかったです。
サン・ペドロ・デ・ロカ城
市街からタクシーで10キロ程走った場所にある城塞で、海賊から街を守るために1637年に建てられました。1997年にはユネスコ世界遺産に登録されています。
また、崖の上に建てられている為非常に見晴らしがよく開放感があります。
「キューバはじまりの街」バラコア
サンティアゴ・デ・クーバからさらに東に4時間東に進んだところにあるバラコアという街は、キューバ国内を東西に走る高速道路の終着点です。
そしてこのバラコアという街、キューバで最初に西洋人によって”発見”された街なのです。
世は大航海時代の真っただ中にある1492年10月27日、クリストファーコロンブスが第1次航海で”発見””したと”いわれています。
キューバの東端にありハバナからも非常に距離があることから、観光客もそれほど多くなく、穏やかな雰囲気の流れる街です。
また、ジャングル的な自然も多く、ツアーを申し込めば様々なアクティビティをすることが可能です。
しかし!当時の僕はこの街に1泊2日しか滞在していないため、大変申し訳ないですが、この街では紹介できるほどのことをしていません。笑
壮大な前振りをしておいて恐縮すぎるので、雰囲気だけでも伝わるように写真をいくつか載せます。
静かで綺麗ないい街です。
さいごに
「はじまりの街」サンティアゴ・デ・クーバとバラコアの雰囲気は分かって頂けたでしょうか?
ハバナなど西側の都市と比べると目を引くような観光地はあまり無いですが、雰囲気も少し違って素敵な街です。
キューバ旅行の旅程に余裕がある方は、ぜひ訪れてみることをオススメします!