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シルクロードの醍醐味を味わう!中国 甘粛省ってどんなとこ?

 

こんにちは、ともです。

 

記念すべきブログ第1回目の記事は、年末年始に旅行した中国の甘粛省(かんしゅくしょう)についての紹介です。

 

一般的に「甘粛省」といってもピンと来る人は少ないですよね?

僕は今回の年末年始に甘粛省に旅行したのですが、「年末年始に甘粛省行って来たんだよね~」と友達に言ってもすぐには理解されず、話が盛り上がりません毎回写真を見せながら説明する必要があります。

今回はそんな現状を打破し、少しでも良さを分かってもらうべく、甘粛省の概要や魅力についてお伝えします。

 

 

 

 

 

ルートと所要時間


 今回のルートは以下の通り(12/29~1/6)で、1週間もあれば割とゆっくり旅行ができると思います。
大阪→天津(乗り継ぎ)→蘭州→張掖→敦煌→蘭州→天津(乗り継ぎ)→大阪

 

どこにあるの?


 中国の真ん中やや北西に位置する省で、シルクロードの上の要衝として栄えた町が数多く残る場所です。僕が今回の旅で訪れた町の1つ「敦煌」は世界的にも有名な街なんじゃないかと思います。

 

地図を見てもらったら分かると思いますが、かなり細長い形をしていますね。この細長い形のうち、中央~西側は「河西回廊」と呼ばれ、昔の中国王朝と西域を結ぶ非常に重要な役割を果たしていたそうです。(西の端はかの有名な玉門関です)


 また、現在の省都は蘭州で、人口300万人程。イスラム系の住民が多く、今回旅行した都市の中で最も多く見かけたと記憶しています。彼らはムスリム特有の白い半円形の帽子をかぶっているので、一目でそうだと判別することができます、

 

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どんな文化?

 

 上述したように、歴史的にシルクロード上にあったこともあり、漢民族の文化と回族(中国最大のイスラム教徒集団)、チベット族の文化が混在しています。

 

従って街中でも豚肉を見かける機会はほとんど無く、牛肉や羊肉が多く食べられています。特に牛肉を使用した「蘭州牛肉面」はまさに蘭州の名物で、中国全土にその名を轟かせているそうです。

 

実際蘭州で仲良くなった中国人旅行者に「今回の旅の目的は?」と聞いたら「年越しと蘭州牛肉面!」と即答されました。笑

 

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どんな気候?


 いわゆる大陸の乾燥した気候であり、州都の蘭州で約1500メートルと比較的高所に位置しています。従って、夏は昼が暑く夜は涼しいって感じですが、冬は1日を通してかなり寒いです。いやほんとに寒かった、、、具体的には日中でも気温はマイナス、夜になると氷点下十数度って感じです。


 従って夏がハイシーズンで観光に適している(話では人が多すぎて各所の予約が前日でもギリギリってレベルらしい)一方、冬はオフ of オフです。死ぬほど寒いせいか、全然人がいません。なのでゲストハウスに全然人がいなくて少しさびしい思いをしますが、人が少ないので観光地でもフリーパス状態かつチケットが安いってのはメリットかもしれないですね。

 

いくらかかるの?


 ほんとにざっくりですが、航空券と現地で使ったお金で9万くらい(内航空券5万強)です、物価は安く、ゲストハウスは1000円以下、ホテルも2000~3000円くらいで泊まることできます。食費についても、その辺の食堂で食べたら大体20元~30元(300~500円くらい)、蘭州牛肉面に至っては10元(170円)くらいです。

 

さいごに

 

どうでしょうか?少しは「甘粛省」についての理解は深まったでしょうか?シルクロードの文化を感じることができる場所として、強くオススメできる地域でした。次回以降の記事では、今回旅行した各都市についての旅行記を上げていくので楽しみにしていてくださいね!